下剤を飲まない大腸カメラ
大量の下剤服用がつらい方!「下剤を飲まない大腸カメラ」で楽に検査
事前の大量下剤服用がつらいという方が少なくありません。精密な検査をするためには腸内をきれいにする必要があり、大量の下剤を飲むしかなかったのですが、当院では大量の下剤を飲まずに精密な観察ができる「鼻チューブ法」「胃カメラ法」を採用しています。鼻チューブ法
鼻チューブ法は、大腸内視鏡検査のための下剤を服用する代わりに、鼻からチューブを通して腸内に腸管洗浄液を注入する方法です。 この方法により、下剤の味や量による不快感を抑えることができます。また、大腸内の洗浄もより効率的に行うことができます。
鼻チューブ法 メリット・デメリット
メリット
- 大量の下剤を摂取する必要がない
- 鼻からの投与により、喉を通過する際に吐き気が少ない
- 大量の水分を摂取できない方でも利用可能
デメリット
- 院内で受けて頂く必要がある
- 鼻からチューブを通すため違和感を感じることがある
備考
鼻チューブ法においては、鼻に局所麻酔薬としてキシロカインを使用しますが、キシロカインにアレルギーがある場合にはこの方法は使用できません。また、チューブに使用する材料費用は、大腸カメラ検査費用とは別に必要となります。
鼻チューブ法の流れ
チューブを鼻に挿入
聴診でチューブの位置を確認
腸管洗浄液をゆっくり点滴
検査の費用(概算)
材料費
900円
レントゲン
2100円
合計
3,000円
大腸カメラ検査費用(概算)
診察料・使用薬剤・血液検査
約2,500円 〜 3,500円
大腸内視鏡検査(検査のみ)
約5,500円
病理組織検査(追加費用)
約3,500円 〜 7,000円
合計
約8,000円 〜 16,000円
大腸ポリープ切除(日帰り)
約20,000円 〜 30,000円
※健康保険を適用した3割負担の概算金額になります。
胃カメラ法 (内視鏡的洗浄液注入法)
胃カメラ検査と大腸カメラ検査の両方を同日に受けて頂きます。最初に胃カメラ検査を行い、観察が終了した後にスコープから腸管洗浄液を十二指腸と胃の中へ注入します。この方法を用いることで、大量の下剤を飲まなくても腸内を効率的にきれいにすることができますので、負担をかけずに検査を受けて頂くことができます。
胃カメラ法 メリット・デメリット
メリット
- 大量の下剤を摂取する必要がない
- 腸内が早くきれいになり時間を短縮できる
デメリット
- 胃カメラ検査を受ける必要がある
備考
内視鏡スコープを通じて注入される腸管洗浄液は一定量です。そのため、便の状態によっては、追加の洗浄液を摂取する必要が生じる場合があります。注入法が適用できない場合もあるため、そのような場合にはご了承ください。
※胃カメラと大腸カメラの検査費用がかかります。
※胃カメラと大腸カメラの検査費用がかかります。
胃カメラ法の流れ
胃カメラ検査
十二指腸で下剤投入
下剤を胃の中に注入
胃カメラ検査費用(概算)
診察料・使用薬剤・血液検査
約2,000円 〜 3,500円
胃内視鏡検査(検査のみ)
約4,000円
病理組織検査(追加費用)
約3,000円 〜 6,000円
合計
約6,000円 〜 14,000円
※健康保険を適用した3割負担の概算金額になります。
大腸カメラ検査費用(概算)
診察料・使用薬剤・血液検査
約2,500円 〜 3,500円
大腸内視鏡検査(検査のみ)
約5,500円
病理組織検査(追加費用)
約3,500円 〜 7,000円
合計
約8,000円 〜 16,000円
大腸ポリープ切除(日帰り)
約20,000円 〜 30,000円
※健康保険を適用した3割負担の概算金額になります。