超音波内視鏡検査
超音波内視鏡検査について
膵臓がんは世界的に増えており、近い将来には死亡率が肺がんに次いで第2位になるだろうと予測されています。超音波内視鏡検査は膵臓がんを早期に発見するために開発された最新の検査です。当院では膵臓がんが疑われれば、組織検査を行うことができます。日本膵臓学会指導医・日本胆道学会指導医として、 膵臓や胆道(胆嚢、胆管)の精密検査に加え、高度な内視鏡治療を行ってきました。これまでに超音波内視鏡検査を5000件以上経験しており、豊富な知識と技術を持っております。
超音波内視鏡検査でできること
胃や十二指腸から膵臓や周辺臓器を観察
超音波内視鏡下穿刺吸引法
超音波内視鏡を用いて腫瘍に対して細い針を刺し、腫瘍の細胞を採取する検査です。この採取された検体を用いて組織の診断を行います。この方法を用いた膵臓がんの診断率は“95%以上”と言われています。
腫瘍を専用の針で穿刺
採取された組織検体
検査の費用(概算)
診察料・使用薬剤・血液検査
約2,500円 〜 3,500円
超音波内視鏡検査(検査のみ)
約5,000円
合計
約7,500円 〜 8,500円
超音波内視鏡下穿刺吸引法(日帰り)
約17,000円
※超音波内視鏡検査と胃内視鏡検査を同時にすれば、胃カメラの費用はかかりません。
※健康保険を適用した3割負担の概算金額になります。
検査の流れ
自宅での準備
同意書をご記入のうえご来院いただけますと
検査当日がスムーズにご案内できます。
※同意書、問診票は当日、受付にてご記入もできます。
※当院にはじめてご来院の方は問診票もご記入ください。
前日の食事
- 夕食は夜8時頃までにはすませてください。
- 夕食後は水やお茶を飲んでいただいて構いません。
- 指示があった薬以外は通常通り服用してください。
- アルコールは控えてください。
当日の朝
- 朝食はとらないでください。水やお茶は飲んでいただいて構いません。
- 昼からご予約の方は、朝食はスープやゼリー食を摂取し、昼食はとらないでください。
- 朝のお薬がある場合は、朝の6時までに内服してください。
- 糖尿病の方は朝のお薬を中止してください。
- 服装はゆったりしたものをおすすめします。
- ご予約の30分前にご来院頂けるとスムーズに検査することができます。
- 鎮静剤を使用しますので、検査当日のお車やバイク、自転車の運転を控えてください。
検査日に持参が必要なもの
※お持ちの場合
受付にて
問診
- 問診を行いますので、お薬手帳をお持ちください。
- 紹介状や検診結果などがあれば一緒に提出お願いいたします。
- 貴重品はロッカーにてお預かりいたします。
検査前処理
- 胃の中の泡や粘液を消すお水を飲みます。
- のどの麻酔をいたします。点滴をして検査直前に鎮静剤と鎮痛薬を注射します。
検査
- 検査時間は膵臓、胆のう、胆管の通常観察で15分程、食道や胃、十二指腸の観察まで含めても20分程で終了します。
- 超音波内視鏡下穿刺吸引法で組織を採取する場合、検査時間は20〜30分程になります。
- 痛みや苦痛を覚えることなく、ウトウトと眠ったままで検査は終わります。
検査後
- 鎮静剤を使用された方は、30分〜1時間程安静室でゆっくりお休みください。
- 画像をお見せしながら検査結果のご説明をいたします。注意事項をお話しした後、ご帰宅となります。